「C-BTE」は、"Church-Based Theological Education"の略で、日本語では「教会主体の神学教育・指導者育成」と訳されています。

C-BTEは米国アイオワ州にある教会の牧師、ジェフ・リードが行った教会教育(イエスと使徒たちの手法に基づく教育)に端を発するものです。現在では国際的なネットワークで取り組む「ビルド(BILD=Biblical Institute of Leadership Development)」が建て上げられ、北米、南米、インドやカンボジアなどアジア、ヨーロッパ、さらにアフリカなど世界的ネットワーク(BILD International)の中で展開しています。

神学教育はすべてのクリスチャンのものです

今日「神学」「神学教育」「神学校」という言葉を見たり聞いたりすると、多くのクリスチャンが「難しそうだ」「自分には関わりがない」と感じるかも知れません。神学校というのは牧師や宣教師などの教会指導者を目指す一部の人たちが専門的に学ぶところで、普通のクリスチャンにとっては別世界に思えるかもしれません。

しかし、本来の神学教育はすべてのクリスチャンのものです。ひとりひとりのクリスチャンがまことの神を知り、イエス・キリストによって贖われた者がどのような希望を持ち、この世界でどのように生きるか、その原則と知恵を学び、自分のこととして考え続けることが神学であり、そのためにクリスチャン共同体、神の家族である教会の中で導き、励ますことが神学教育の基本的なあり方です。私たちはそのような姿こそが主イエスや使徒たちが初代教会で行い、模範として残したあり方であると確信しています。

C-BTE(教会主体の神学教育)とは

  1. 指導者育成を目的とした働きの中から出てきたパラダイム(物事の捉え方)です。
  2. 新約聖書のモデル(手本)に戻って指導者育成を行うものです。
  3. 宣教、知性、人格を、調和をもって建て上げるものです。中でも人格を重視します。
  4. 神学とはどのようなものかをもう一度考え直し、本来の神学、人生の知恵を求め実践するものです。

教会が学びの場です

C-BTEにおいては教会が学びの場です。

神学校に行かないと学べないのではありません。教会こそが学び(神学)の場です。教会家族の一員である家族や、小さなクリスチャンの交わりの中に神学教育の場があります。C-BTEのリソースは、牧師などの教会指導者のもとでこうした小さなグループで神の福音の計画全体を学ぶことができるようデザインされています。

教会とリーダー(指導者)のタイプ

一口に「教会」といっても、その姿や規模は様々です。

家族単位の家の教会から百人を越えるような規模の教会まであります。もっぱら置かれた地域で福音に生き証しするような教会もあれば宣教の拠点となって働き人を送り出すタイプの教会もあります。

これらの教会のタイプは聖書の中の実例としても挙げられており、それぞれの教会タイプに応じたリーダーが求められます。

C-BTEでは様々なタイプのリーダーに一律の神学教育を提供するのではなく、タイプに応じた学びが必要であると考えます。

タイプ指導者像概要学習コース
タイプ I草の根的指導者聖書の基本原則を習得した家族の長や小グループリーダーとして教会建て上げに仕える家族の長、CS教師、小グループリーダー、セルグループリーダーなど・基本原則コース I
タイプ II補佐的な指導者各個教会の執事や長老など、牧師のもとで補佐的に教会の建て上げの役割を担う執事、長老など・基本原則コース II
タイプ III各個教会の牧師・伝道者各個教会の牧会者、伝道者、宣教師として、執事や長老などと共に「聖徒たちを整える」働きを担う牧師、伝道者、ミニストリー責任者、主事など・神学専攻科
・メンタートレーニングコース
タイプ IV指導者の指導者各個教会のみならず、諸教会のネットワークの中でリーダーシップを発揮し、諸教会の建て上げや宣教を励ます指導者ネットワークリーダー、他教会リーダーを励ますメンターなど・継続教育コース
・Executive Education Course
タイプ V全国・世界的視野の指導者全国または世界的な視野で宣教命令を遂行するためにリーダーシップを発揮できる指導者教団指導者、宣教団体リーダーなど(BILD Antioch School)

学びを支援する教育機関としてのSBS

C-BTEおいてSBS(神学校)が果たす役割は、学習者や教会の学びを支援することにあります。神学校は学習者と教会のための「リソースセンター」として機能するのです。